モニターアームで上下2画面にするなら、重要なのは「モニターを重ねること」ではなく、重量・高さ・視線の位置を考えて設置することです。
横幅の狭いデスクでも2画面環境を作りやすい上下配置は、資料確認や作業スペースの拡大に便利な方法です。
ただし、設置方法を間違えると、上側の画面が見にくくなったり、机やアームに負担がかかったりすることがあります。
この記事では、モニターアームで上下2画面にする方法から、選び方、高さ調整のコツ、注意点まで分かりやすく紹介します。
モニターアームで上下2画面にするメリットとは?

モニターアームで上下2画面にする最大のメリットは、デスクの横幅をあまり使わずに表示領域を増やせることです。
左右にモニターを並べる場合は、2台分の横幅が必要になります。
一方で上下配置なら、1台分に近い横幅で2画面環境を作れるため、奥行きや高さを活用したレイアウトができます。
特に以下のような用途では、上下配置が役立つ場合があります。
- 下側のモニターで文章作成や画像編集などのメイン作業をする
- 上側のモニターで資料や参考ページを表示する
- 作業中に動画やチャットを確認する
- 縦方向に長いWebページを見る
1画面で複数のウィンドウを切り替える回数を減らせるため、作業内容によっては効率を上げやすくなります。
また、モニターアームを使うことで、純正スタンドでは難しい高さ調整や角度調整がしやすくなります。
机の上からモニタースタンドがなくなるため、キーボードや小物を置くスペースを広げられる点も魅力です。
ただし、上下配置はすべての作業に向いているわけではありません。
2つの画面を同時によく見比べる作業では、左右配置のほうが使いやすい場合もあります。
モニターアームで上下2画面にする前に確認するポイント
モニターアームで上下2画面を作る前に、まず確認したいのがモニターと机の条件です。
見た目だけで選ぶと、取り付け後に高さ調整が難しくなることがあります。
確認したいポイントは以下の通りです。
- モニター2台に対応したデュアルアームか
- 1台あたりの対応重量を満たしているか
- VESA規格に対応しているか
- 机の天板が固定方法に対応しているか
- アームの可動範囲が十分か
モニター重量は、本体だけではなく、スタンドを外した状態で確認します。
上下配置では2台分の重さがアーム部分にかかるため、対応重量に余裕があるモデルを選ぶことが大切です。
VESA規格については、75×75mmや100×100mmに対応したモニターが多くあります。
ただし、すべてのモニターが同じではないため、購入前に背面の取り付け穴を確認しましょう。
また、モニターサイズによって必要なスペースも変わります。
24インチ程度のモニター2台なら上下配置しやすいケースがありますが、27インチ以上を2台使う場合は高さや奥行きへの注意が必要です。
モニターアームで上下2画面にする具体的な設置手順

上下2画面の設置では、最初から完成位置に固定するより、少しずつ調整することが大切です。
基本的な流れは以下のようになります。
- 机にモニターアームを固定する
- モニターを取り付ける
- 下側のモニター位置を決める
- 上側のモニターを取り付ける
- 高さや角度を調整する
- ケーブルを整理する
まずは下側のモニターを基準にします。
普段長時間見る画面を下側に配置すると、視線移動が少なく使いやすい環境を作りやすくなります。
次に上側のモニターを配置します。
上側の画面は、頻繁に操作するよりも、資料確認や補助表示として使うほうが相性が良い場合があります。
設置時は、上側モニターを高くしすぎないことも重要です。
画面を見るたびに大きく顔を上げる状態になると、長時間使用では姿勢が気になる場合があります。
モニター同士の隙間も調整ポイントです。
完全に密着させる必要はありませんが、見た目や視線移動のしやすさを考えて、自分が使いやすい位置を探します。
モニターアーム上下2画面の高さ調整で意識したいこと
上下2画面では、取り付け後の高さ調整が快適さを左右します。
まず決めたいのは、どちらのモニターを中心に使うかです。
長時間見るメイン画面は、自然な姿勢で確認できる位置に置くことを意識します。
一般的には、下側モニターをメイン、上側モニターを補助用にする配置が考えられます。
上側モニターには以下のような情報を表示すると使いやすい場合があります。
- 参考資料
- メールやチャット
- 動画
- 作業中に確認する情報
また、上側モニターは少し下向きに角度をつけることで、画面を確認しやすく調整できる場合があります。
ただし、適した高さは机や椅子の高さ、モニターサイズによって変わります。
例えば、同じ27インチでも使用者の座る位置や机の高さによって見え方は変わります。
一度設置して終わりではなく、数日使いながら微調整することが大切です。
モニターアーム上下2画面で注意したいこと
上下2画面は便利ですが、設置前に確認しておきたい注意点があります。
まず、机の強度です。
モニターアームは、固定部分にモニター2台分の負荷がかかります。
天板が薄い机や柔らかい素材の場合、固定部分に負担が集中する可能性があります。
必要に応じて補強プレートなどを利用する方法もあります。
次に注意したいのが、モニターとの距離です。
27インチ以上のモニターを上下配置すると、画面が近く感じる場合があります。
机の奥行きが十分か、座った位置から見やすいかを確認しておくと安心です。
また、ケーブル整理も重要です。
上下2画面では電源ケーブルや映像ケーブルが増えるため、アームのケーブル収納機能を使うとデスク周りを整えやすくなります。
モニターアーム上下2画面はどんな人に向いている?
上下2画面は、すべての人に最適な配置ではありません。
向いているケースとしては、限られた机の横幅で2画面環境を作りたい人が挙げられます。
また、1つの画面で作業しながら、別の画面で情報を確認したい人にも便利です。
一方で、以下のような作業では左右配置のほうが合う場合があります。
| 作業内容 | 理由 |
|---|---|
| 2つの資料を同時に見比べる | 画面を横に並べたほうが確認しやすいため |
| 横長のデータを確認する | 左右方向の表示領域を使いやすいため |
| 2画面を同じ頻度で操作する | 視線移動が少なく操作しやすいため |
上下配置は「画面を増やす方法」ではありますが、「すべての作業を快適にする方法」とは限りません。
自分がどのようにモニターを見る時間が長いのかを考えることが大切です。
モニターアーム上下2画面と左右配置の違い
モニター2台の配置には、それぞれ違った特徴があります。
| 配置 | メリット | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 上下配置 | 横幅を節約しやすい | 資料確認、補助画面、狭い机 |
| 左右配置 | 画面を並べて見やすい | 比較作業、同時操作 |
上下配置は、デスクスペースを有効活用したい場合に向いています。
左右配置は、2台の画面を同じ感覚で使いたい場合に向いています。
どちらが優れているかではなく、自分の作業内容に合わせて選ぶことが重要です。
モニターアームで上下2画面にするときは位置調整が重要
モニターアームで上下2画面にすると、限られたデスクでも広い作業環境を作れます。
ただし、快適さを決めるのはモニターの数ではなく、設置位置です。
選ぶ前には、以下を確認しましょう。
- モニター重量
- VESA規格
- アームの可動範囲
- 机の固定条件
- モニターサイズ
そして設置後は、下側モニターの位置を基準にしながら、上側モニターの高さや角度を調整していきます。
上下2画面は、机の広さを有効活用できる便利な方法です。
自分の作業スタイルに合った配置を作ることで、毎日のPC作業をより快適に整えやすくなります。

