モニターライトとデスクライトはどっち?違い・併用・兼用を比較

モニター上部に設置されたモニターライトと、机の横に置かれたデスクライトを同じデスク上で比較できる清潔感のあるPC作業環境。人物・文字・ロゴ・メーカー名なし、16:9、実写に近いイラスト モニターライト

モニターライトとデスクライトは、PC作業が中心ならモニターライト、書類や手作業も多いならデスクライト、両方を頻繁に行うなら併用がおすすめです。

どちらが優れているかではなく、普段どこを照らしたいかで向いている照明が変わります。

設置場所や光の向き、動かせる範囲には違いがあります。

この記事では、設置位置・配光・可動範囲の3つの観点から違いを整理し、どっちを選べばよいのか、併用や兼用が向いている使い方まで紹介します。

モニターライトとデスクライトの違いは?

モニターライトとデスクライトの違いは、どこから、どの範囲へ光を届けやすいかにあります。

モニターライトはモニター上部に設置し、そこからモニター手前側へ光を向ける使い方が中心です。

キーボード、マウス、モニター前に置いたメモなど、PC作業でよく使う範囲を照らしやすい位置になります。

一方のデスクライトは、机上へ台座を置くタイプや、机の端へ固定するタイプなどがあります。

アームやライト部分を動かせる製品なら、書類を置いた場所や作業する位置に合わせて光の向きを変えやすくなります。

違いを整理すると次のとおりです。

比較項目 モニターライト デスクライト
主な設置場所 モニター上部 机上・机の端
机上スペース 圧迫しにくい 台座や固定場所が必要
得意な場所 モニター手前 机上のさまざまな場所
設置自由度 モニター位置に左右される 設置場所を選びやすい
光の方向 モニター前方が中心 変更しやすいものが多い
可動範囲 比較的小さい アーム式などは広く調整しやすい
モニター形状の影響 受けやすい 比較的受けにくい
Webカメラとの干渉 起こる場合がある 比較的起こりにくい
給電 製品ごとに確認が必要 製品ごとに確認が必要
調光・調色 対応製品あり 対応製品あり

ここで重要なのは、単に形が違うということではありません。

設置位置が違うことで、自然に照らしやすい範囲も変わることが、使い勝手の違いにつながっています。

モニターライトはモニター上部という決まった位置から照らすため、PC前方を照らす用途と相性があります。

デスクライトは設置場所やライトの向きを変えられる製品が多いため、机上の使う場所が変わる作業へ対応しやすくなります。

この3つを整理すると分かりやすくなります。

  • 設置位置:ライトをどこへ置くのか
  • 配光:どの方向へ光が広がるのか
  • 可動範囲:照らしたい場所に合わせて動かせるのか

ライトの名称だけを見るより、この3点から自分のデスクを考えたほうが選びやすくなります。

モニターライトとデスクライトはどっちを選ぶ?

結論を3つに分けると迷いにくくなります。

  • PC作業が中心ならモニターライト
  • 書類・読書・手作業も多いならデスクライト
  • PC作業と机上作業をどちらも頻繁にするなら併用

価格や機能数から比較する前に、まず普段どこで作業しているのかを確認することがポイントです。

PC作業が中心ならモニターライト

モニターの正面に座り、キーボードやマウスを使う時間が長いなら、モニターライトを検討しやすくなります。

モニター上部へ取り付けるため、一般的な台座式デスクライトのように照明用のスペースを机上へ用意する必要がありません。

キーボード、マウス、ノート、タブレットなどを置いていると、少しのスペースでも残したいと感じることがありますよね。

モニターライトなら照明の台座が机上に増えないため、限られたデスクを使いやすく整理できます。

また、モニター前にキーボードがあり、その周辺へマウスや小さなメモ帳を置く使い方なら、普段使う範囲とモニターライトが照らしやすい位置も重なります。

ただし、「モニターライト」という名前だけで画面への映り込みやまぶしさを抑えられると判断するのは避けたほうがよいでしょう。

光の広がり方や角度は製品ごとに異なり、実際の見え方は取り付け位置、モニターの角度、周囲の照明などによっても変わります。

同時に、ディスプレイ画面、書類・キーボード面、周辺の明るさの差をなるべく小さくすることや、まぶしさを生じさせないようにする考え方も示されています。

つまり、PCデスクでは単純に手元だけを強く照らせばよいわけではありません。

必要な場所を見やすくしながら、画面や周囲との明るさのバランスも確認することが大切です。

この点では、モニターライトかデスクライトかという種類だけでなく、設置後に明るさや角度を調整しやすいかも選ぶポイントになります。

書類や手作業も多いならデスクライト

モニター前だけでなく、机上のいろいろな場所を使うならデスクライトを選びやすくなります。

ノートを書く、資料を広げる、本を読む、細かな手作業をするといった使い方では、光が必要な場所がいつも同じとは限りません。

アームやヘッドを動かせるデスクライトなら、そのとき使っている場所へ光を向けやすくなります。

たとえば、モニターの左側へ資料を広げる日は左側へ、机の手前でノートを書くときは手前側へ向きを変えるといった使い方ができます。

この可動範囲の広さが、モニター上部という固定された位置から照らすモニターライトとの大きな違いです。

ただし、デスクライトにも設置場所が必要です。

台座式なら机上の一部を使いますし、机の端へ固定するタイプなら固定できる場所があるか確認する必要があります。

机上スペースを残したい場合でも、モニターライトだけでなく、机の端へ固定できるデスクライトまで含めて比較すると選択肢を広げられます。

モニターライトとデスクライトは照らす範囲がどう違う?

モニターライトとデスクライトを比較するときは、机の大きさではなく、実際に作業で使う範囲を見ることが大切です。

大きなデスクだから広い範囲を照らさなければならないとは限りません。

反対に、小さなデスクでも左右や手前まで使うなら、光を動かせるほうが便利な場合があります。

モニターライトは、モニター上部から手前へ光を届ける構造です。

そのため、キーボードやマウス周辺など、モニター正面で完結するPC作業では使いやすい位置になります。

一方、デスクライトは製品によって設置位置や向きを変えやすいため、机の左側に資料を置いたり、手前でノートを書いたりする場面へ対応しやすくなります。

ただし、照らせる範囲はライトの種類だけでは決まりません。

モニターライトでも光の広がり方や取り付け角度によって照射範囲は異なります。

デスクライトも、本体の高さやアームの長さ、ヘッドの向きをどこまで変えられるかによって使いやすい範囲が変わります。

そのため、購入前に確認したいのは「ライトが何センチあるか」だけではありません。

普段使うキーボード、マウス、ノート、書類などを机へ置き、どの範囲まで照らしたいのかを先に確認すると判断しやすくなります。

モニター前だけを使うなら、広い照射範囲は必要ないかもしれません。

反対に、机の左右へ資料を広げることが多いなら、向きを変えやすい照明のほうが使いやすくなる可能性があります。

モニターライトとデスクライトは併用・兼用できる?

モニターライトとデスクライトは併用できます。

また、作業する範囲が限られていれば、どちらか1台を兼用できる場合もあります。

ここで重要なのは、ライトの台数ではなく、それぞれにどの場所を照らしてもらうかです。

併用するなら役割を分ける

PC作業と紙の作業を頻繁に切り替えるなら、2種類を役割分担させる方法があります。

たとえば、次のように分けられます。

  • モニターライト:キーボードやマウスなどモニター前方
  • デスクライト:書類、ノート、机の左右など必要な場所
  • 室内照明:部屋全体の明るさ

この使い方なら、1台のライトだけですべての場所を照らそうとする必要がありません。

ただし、ライトを増やせば見やすくなるとは限りません。

複数の光源を使うと、角度によっては光源そのものが視界に入りやすくなったり、モニターへ光が映り込んだりすることがあります。

また、グレアを防ぐための照明や有効な対策を取る考え方も示されています。

そのため、併用するときは2台とも強く点灯させるのではなく、必要な場所を見ながら明るさや向きを調整することが大切です。

モニターへ光が映り込む場合は、ライトの明るさだけでなく、位置や角度も確認してみてください。

モニターライトをデスクライトとして兼用できる?

モニターライトだけで済ませられるかは、モニター前方だけで普段の作業が完結するかで考えます。

キーボードを使いながら、手前に置いた小さなメモや書類を見る程度なら、必要な範囲をモニターライトだけで照らせる場合があります。

反対に、机の左右へ書類を広げたり、手前側で細かな作業をしたりするなら、モニター上部という設置位置が制約になることがあります。

モニターライトは設置位置がモニター上部に限られやすいため、照らしたい位置が頻繁に変わる使い方には向かない場合があります。

つまり、兼用できるかどうかは「デスクライトの代わりになる製品か」ではなく、普段使う範囲が照射範囲に入るかで判断すると分かりやすくなります。

デスクライトをPC作業用に兼用できる?

デスクライトをキーボード周辺へ向ければ、PC作業用の手元照明として使えます。

その意味では、デスクライトでモニターライトの一部の役割を兼用することも可能です。

ただし、設置位置や角度によっては光源が目に入りやすくなったり、モニターへ光が反射したりする場合があります。

PC作業用に使うときは、キーボードが明るいかだけでなく、普段の姿勢で画面を見たときにまぶしさや映り込みが気にならないかも確認したいところです。

モニターライトとデスクライトを選ぶ前に何を確認する?

モニターライトとデスクライトで迷ったら、細かな機能を比べる前に現在のデスクを確認してみてください。

確認したいのは次のポイントです。

  • 一番明るくしたい場所
  • ライトを設置できる場所
  • 光の向きを頻繁に変えるか
  • モニター上部へ機器を置いているか
  • 給電方法に問題がないか
  • まぶしさや映り込みを調整しやすいか

一番明るくしたい場所はどこか

最初に見るのは、ライトそのものではなく作業場所です。

モニター正面のキーボードやマウス周辺が中心なら、モニターライトを選びやすくなります。

資料やノートを置く位置が毎回変わるなら、光の位置を調整しやすいデスクライトが候補になります。

「机が広いからデスクライト」「PCを使うからモニターライト」と決めるより、普段実際に使っている範囲を見るほうが判断しやすくなります。

設置場所を確保できるか

モニターライトは机上スペースを圧迫しにくい一方で、モニター上部へ取り付けられることが前提になります。

モニターの厚み、背面形状、画面の形状などによっては取り付けにくい場合があります。

固定部分の構造も製品によって違うため、購入前には使用しているモニターとライト側の取り付け条件を確認しておきたいところです。

デスクライトの場合は、台座式なら机上スペース、机の端へ固定するタイプなら固定できる場所を確認します。

どちらも「ライト本体が置けるか」だけではなく、普段の作業を邪魔しない位置に設置できるかまで考えることがポイントです。

Webカメラなどと干渉しないか

モニター上部へWebカメラを置いている場合は、モニターライトとの位置関係も確認が必要です。

両方がモニター中央上部を使う構造では、固定場所が重なる場合があります。

そのため、モニターライト単体が取り付けられるかだけでなく、取り付けたあともWebカメラなど現在使っている機器を配置できるかまで確認すると失敗を減らしやすくなります。

デスクライトは通常モニター上部を固定場所にしないため、この点では干渉しにくい傾向があります。

給電方法も確認する

モニターライトもデスクライトも、給電方法は製品によって異なります。

そのため、購入前には本体の取り付けだけでなく、使用予定の場所で電源を確保できるかも確認しておきたいところです。

USB端子などから給電するタイプでは、どこから電源を取る予定なのかまで考えておくと配線を整理しやすくなります。

デスク周辺ですでに複数の機器を使っている場合は、ライトを追加したあとにケーブルが邪魔にならないかも見ておくと判断しやすくなります。

調光・調色は必要な範囲で選ぶ

モニターライトにもデスクライトにも、明るさを調整できる製品や、光の色合いを変更できる製品があります。

こうした機能は便利ですが、機能数が多いほど自分に合うとは限りません。

PC作業では、強い光を当てることより、周囲の明るさや画面の見え方に合わせて調整できることが重要になります。

そのため、細かな機能を比較するときも、「普段本当に使う調整か」を基準に考えると選びやすくなります。

画面への映り込みやまぶしさを確認する

手元が明るくても、光源が視界へ入り続けたり、モニターへ照明が反射したりすると画面が見づらくなることがあります。

このため、ライト選びでは最大の明るさだけを比べるより、設置後に角度や明るさを調整しやすいかを見ることも重要です。

モニターライトでもデスクライトでも、設置したあとは普段の位置へ座り、画面と手元の両方が見やすいか確認してください。

結局モニターライトとデスクライトはどっちがいい?

モニターライトとデスクライトは、優劣ではなく普段の作業範囲との相性で選ぶのが分かりやすいです。

PC作業中心で机上スペースを残したいならモニターライト、書類やノートなど照らしたい位置が変わるならデスクライトが候補になります。

両方を頻繁に使うなら、モニターライトをPC前方、デスクライトを書類や手作業用として役割分担する方法もあります。

迷ったときは設置位置・配光・可動範囲の3つから考えると、「どっちがいいのか」という迷いも整理しやすくなります。